タロットカウンセリング"HILFE"(ヒルフェ) | 日記 | 閲覧注意？

季節も季節なので怪談話でも、、

苦手な方はスルーして下さい笑

数年前、BARで一人飲みした帰り道
時刻は午前1時を過ぎてました

とある大きな横断歩道で赤信号を無視して渡ろうとする男性を発見

足取りはどこかフラフラとおぼつかない

(酔っ払いか、、、？)

僕の最初の印象はそれしかありませんでした

割と大きい横断歩道をさっさと渡る訳でなく、蛇行するようにフラフラしてる

しばらく見てると車のヘッドライトの光が、、

男性は全く急ぐ様子もなく、相変わらずフラフラとまごついている

(いや、おい！そのままやと間違いなく轢かれるぞ！)

流石にまずいと思い、駆け出して男性を羽交い締めにする形で歩道まで引きずりました

「ちょっと！何考えてるんですか！」

僕の声に何の反応もなく、男性は呆けた顔してる
ただ不思議な事にこの男性、酒気をほとんど感じない

ハッと我に返った様子の男性

「轢かれるとこでしたよ！？」と僕が告げると、男性の顔がみるみる青ざめました

男性「僕、確かに酒は飲んでますけど酔うほどは飲んでないんです、、」

酔ってないなら、あの一連の不可解な、ともすれば自殺未遂な行動は何だ、、？

僕の疑問は男性が次に発した言葉で氷解しました

「さっきそこで、今にも倒れそうなヨボヨボのお婆さんに『大丈夫ですか？』と声をかけた瞬間から記憶がないんです」

交通事故の陰には、何らかの得体の知れない存在があるのかもしれません