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2025/04/13
TOP > タロットカウンセリング"HILFE"(ヒルフェ) 日記 > 閲覧注意(?) その4 前編
怪談話です
苦手な人はスルー推奨
そうじゃない人はゆっくりしてってね
今回のお話は長いので二回に分けます
これは僕が今でも縁のある、某武道団体で知り合った男性にまつわる話です
この男性、名前を○○○というのですが、自己紹介の際に、何故かこのたった三文字の自分の名前を噛むという変な癖がありました
「○○○です」が「○○□です」って感じで。
特に滑舌が悪い訳でもないのに、自分の名前に限って、、
そんなある日、彼の誕生日を数人で祝う機会があり、ケーキを用意しました
ロウソクを吹き消すタイミングで彼が
「あ、電気消さんといて」
いや、流石に暗くせんと雰囲気出んやろと思いつつも、本人は至って真面目
結果、電気は消さずにロウソクを吹き消しました
後日、彼に何故電気を消すのを嫌がったのかを聞いてみました
彼が言うには
昔、彼が9歳くらいの時、友達を数人自宅に招き、自身の誕生日会をしたそうです
用意されたケーキにロウソクを刺し、火を灯そうとした瞬間、友達の一人が、
「あ、これ○○○君のケーキじゃない笑」
と言ったそうです
というのも、チョコのプレートに書かれた名前が
「○○○」ではなく「○○□」になっていたと。
かと言って特に味に変化がある訳でもないし、気にせず電気を消し、ロウソクを吹き消す段階へ、、
一回では全て消えず1本だけロウソクが残り、それを吹き消そうとした瞬間
彼の正面に座る2人の友達の間に変なものが見えたそうです
背格好は自分達と同じくらい
ただ、顔のパーツもなく服も着ていない真っ黒な立体的な影が。
訝しみながらも最後の1本を吹き消し、彼も特には気にしなかったそうです
しかし、その日の夜
寝苦しさに目覚めた彼の腹部に、その黒い影がのしかかっていたそうです
そして、その影はその日を境に、毎年誕生日の日に必ず現れるようになり、歳を重ねる毎に目や鼻などの顔のパーツが現れ出したそうです
しかし
「ロウソクの火を吹き消す時に、部屋の電気を消さなければコイツは出現しない」
という法則に10代の時に気付き、それ以来誕生日に明かりを消すのをやめたそうです
彼曰く
「最初にあの影が現れた誕生日、チョコに書かれた自分の名前と、たった一文字違いの間違った名前を見て以来、自分の名前をはっきり発音するのを何故か躊躇うようになった」
との事です
後編に続きます