TOP > タロットカウンセリング"HILFE"(ヒルフェ) 日記 > ★Hilfeのお客様日誌~何でも「努力不足」の一言で片付けちゃいけないって話~★
運命の輪のカード
運気、巡り合わせ、適材適所、、
昨日御来店のお客様
(お客様の御要望を受けて掲載しています)
家庭、職場、人間関係が不調というお客様
今回使った占術は
(ルノルマン併用)
・周囲の総意を読む
・やるべき事やらない方がいい事
・依頼者が
変えられる事、変えられない事
得るもの、失くすもの
カードを開いてみると、、、
カードの出方から、まずお伝えしたのは
”自身が才や運に恵まれている側である事を自覚した方がいい”
という事と
”それらを自覚できない事が傲慢さとなって
周囲から反感を買っている”
でした
過去に何度も書いてますが
どんな分野においても成果を上げられるか否かは
才(先天的に生まれもった天性の力)
能(後天的に能力を伸ばしたり開発していく力)
運(様々な不確定要素が味方してくれるか否か)
この3つが自分に一定水準以上備わっているかどうかと考えています
人は一定以上の成果を上げた時に
”「才」も「運」も関係なく
「能」(後天的な努力)だけで自分は成果を上げた”
という勘違いをする事は多いです
この勘違いに陥ると
”自分がそうだったんだから、他の皆も
後天的な努力で何でも可能にできる
できないならタダの努力不足”
という思考に陥り
「努力ではどうにもできない部分」や
「当人の責任ではない部分」を見極める事ができずに
精神論一辺倒になったり
当人に必要な種類の努力が何なのかを考えられずにその人を潰してしまう結果になりかねません
もちろん「能」は重要な要素ですし
世の中の各業界で名を馳せた人というのは
間違いなく才や運にあぐらをかく事なく努力したでしょう
ただ、人間は皆、不平等です
同じ内容、同じ量の事をこなしたとしても
皆が皆、同じゴールに辿り着ける訳ではありません
仮に何もかも犠牲にしたとしても
誰もが一流スポーツ選手になれる訳ではないし
誰もが売れっ子声優になれる訳ではありません
産まれた時代、地域、両親からの遺伝
様々な巡り合わせなど
自分の力ではどうにもできない要素が確実に関係してきます
残酷な話かもしれませんが
何かを目指すに当たって
こういった不平等な現実も目を逸らさずに
向き合う勇気は必ず必要になります
※もちろん、人の成功に対して
その人の努力を知りもせずに
外野が
「運が良かっただけ」「あいつは天才だから」
というような言葉で片付けるのは反対です
カードの出方に則った私の最終的な助言は
「貴方が今の地位や実力を得れたのは
間違いなく努力の賜物ですし
それは賞賛されるべき事でしょう
しかし、周りの方と御自身を色んな角度から見比べた時
自身が色々な意味で
そもそも恵まれてる側の人間である事が分かると思います
何でも『才』や『運』のせいにして
なんの努力もしない人間は論外ですが
あらゆる事を努力のせいにするのも良いとは言えません
貴方自身にも貴方だけの
『努力ではどうにもできないもの』はありますし
まだお若い分、これからの人生で確実にそれを痛感する時が来ます
それは『運』や『才』によって決まるものであり
人によって分野が違うだけです
これらを踏まえた上で
周囲の方々が
本当に『言い訳ばかりの努力不足な人』なのかをよく考えてみて下さい」
でした
”できないのは努力不足”
若い頃の私もそう考えていましたし
他人にもこの考えを押し付けていました
ただ、ある分野において
周りより時間を費やし様々な手を尽くしても
成果を上げられないという状況に陥った時
それを「努力不足」の一言で片付けられた時
自分は
単に運が良かっただけの部分や
たまたま授かっただけの才の部分を客観視できず
全部自分の努力の結果と思い上がっていただけ
という事
成果を出せなかった人間を
狭い視野と浅い見識で
「努力不足」と決めつけていた自分が如何に
無知で傲慢だったかという事
環境や分野が変われば
自分だって「運」も「才」もない側の人間になりえるという事
様々な事を痛感しました
今回のお客様は
不平等な要素に恵まれた側である事を認める勇気がなく
必死に全て自分の力による結果だと思い込もうとしていた
かつての自分とどうにも重なってしまい
身につまされる案件でした
本人にお伝えしたら
「何か安心しました笑」と爆笑されましたが笑
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⚠️注意⚠️
占いの結果は
そのお客様の現在の状況、気質などによって千差万別です
全く同じようなお悩みであったとしても
お客様それぞれでカードの出方も違いますし、それに伴って助言も違ってきます
(占いに「パターン」はないので)
したがって
お客様日誌の内容が
読んで下さった方の現在の状況と被っていたとしても
日誌の中の私の助言が、読んで下さった方にとっても最良かどうかは
占ってみない限りは如何様にも言えません
以上をご留意頂いければ幸いです
※お客様日誌に掲載ご希望の場合は
極力、その日の内にお伝え下さい