タロットカウンセリング"HILFE"(ヒルフェ) | 日記 | ★Hilfeのお客様日誌★

王（皇帝）のカード

自信、自負、脆さ、、、

昨日御来店のお客様
（お客様の御要望を受けて掲載しています）

ご子息が結婚する気がなく
自身としては結婚してほしいというお客様

今回使った占術は

・対象者の心を読む

・やるべき事やらない方がいい事

・半年先

カードを開いてみると、、、

まずご子息に対しての結論は
「結婚を無理強いしても無駄なのでやめた方がいい」

だったのですが

それよりも大きな問題はお客様の深層にあり、、

カードの出方からお客様にお伝えした問題点は

「結婚は幸せになる手段の一つ」
という捉え方ではなく
「結婚してない人間が幸せなのはおかしい」
という偏見が心の奥深いところに見えた事です

お客様としては
結婚して子を授かり家庭を持って
子を成人まで育てた
という強い自負があり

もちろんそれ自体は立派な事ですが
同時に家庭を持った事が
家庭を持たずとも幸せに生きてる人間に対する一種の劣等感になっていました

自負心というのは劣等感と表裏一体ですが
本当に強い自負があるなら、他人に対して劣等感を抱く事も
自分とは違う生き方で幸せを手にした人間を否定する事もありません

例えば
名門大学を卒業した人間や
人並み以上の年収を持っている人間や
その他、なんらかの功績を持っている人間は

それを手に入れた自分に本当に心から自信があるなら
仮に
「自分は高卒だけど幸せに生きてる」
「そんなに年収は高くないけど幸せに生きてる」
という人間を見ても否定しません

大抵が
「そういう形の幸せや生き方もあるよね」
と冷静に余裕を持って理解を示しますが
半端な自負心を持つ人は否定に走ります


「苦労して勉強して大学に行かなかったくせに幸せだなんておかしい」
「金がないくせに幸せだなんておかしい」
などという考えがよぎったのならば
それは自分のしてきた事に
少なからずの疑問や後悔がある証拠かと、、、

今回のお客様の深層はこれらにかなり近く、、

カードの出方に則った私の最終的な助言は

「大変失礼ながら

『”自分がした苦労をしなくても幸せに生きてる人間”を認められない』
というのは単なる『妬み』です

重ね重ね失礼で申し訳ありませんが
それで揺らぐのであれば
貴方の『自負』もその程度という事になります

貴方の功績は本来、賞賛されるべき事なのに
今のままだとそれを自分の手で
『蔑まれる要素』に変えてしまいます

貴方が家庭人としての責務を全うしたからこそ
ご子息は自分の意思で
自分の幸せを見つけようとしてます
それの形が貴方とは違うだけです

むしろそれを
「流石、自分の息子だ」と誇って下さい

そうでなければ
貴方自身の手で貴方自身の功績を否定する事になります」

でした

「この歳になって、まさかこんな事に気付かされると思いませんでした」

とお帰りになられました

自信や自負は脆さや弱点にもなり得ます

本当の自信は
「寛容さ」や「余裕」とセットです

身も蓋もない事を言うようですが
手に入れても「余裕」が生まれないなら
それは自分の身の丈に合わないという事なのかもしれません

身の丈にはまり、「余裕」が生まれるようには
自身が捉え方や考え方を変えるしかないかと、、
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⚠️注意⚠️

占いの結果は

そのお客様の現在の状況、気質などによって千差万別です
全く同じようなお悩みであったとしても
お客様それぞれでカードの出方も違いますし、それに伴って助言も違ってきます
（占いに「パターン」はないので）

したがって

お客様日誌の内容が
読んで下さった方の現在の状況と被っていたとしても
日誌の中の私の助言が、読んで下さった方にとっても最良かどうかは
占ってみない限りは如何様にも言えません

以上をご留意頂いければ幸いです